店舗・事務所の蛍光灯をLEDへ交換|工事費用と営業への影響
上の画像は生成した参考イメージで、実際のお客様・施工現場の写真ではありません。
店舗や事務所の蛍光灯をLEDへ交換するときは、照明器具の台数だけでなく、どの場所を替えるか、工事中にどの設備が使えなくなるかも確認しておくと、費用と日程を検討しやすくなります。
この記事では、小規模な店舗・事務所の照明更新について、交換範囲、工事費用の内訳、営業への影響、相談前に用意したい情報を整理します。
交換する場所が決まっている方は、相談時に伝える情報もご覧ください。
LEDへ交換する場所と照明器具を決める
売場・事務室ごとに交換したい照明を数える
まずは、交換したい照明がどこにあるかを整理します。店内全体を見直したいのか、暗さが気になる売場だけなのか、古い器具が残るバックヤードなのかによって、見積りに含める範囲が変わります。
台数は蛍光管の本数と照明器具の台数を分けて伝えると、行き違いを減らせます。例えば、1つの照明器具に蛍光管が2本付いていても、器具の台数は1台です。器具の種類や正確な台数が分からなければ、分かる範囲と写真からご相談ください。
交換を考えている場所は、最初にまとめて伝えて構いません。箇所ごとの費用を確認してから、今回まとめて行うか、必要な場所から進めるかを検討できます。
器具ごとのLED交換を業者と検討する
直管の蛍光灯に似た形のLEDランプでも、今の器具へそのまま取り付けられるとは限りません。器具の点灯方式とランプの組み合わせを確認する必要があります。
日本照明工業会は、古い蛍光灯器具のLED化では器具ごとの交換を勧めています。ランプだけを新品にしても、器具内部の部品やソケットの劣化は残るためです。
照明器具を先に購入する場合は、取付条件や必要な明るさ、光の色を施工業者と確認してから選びましょう。備え付けの非常用照明・誘導灯は、一般照明とは分けて、設備の種類と交換方法を確認する必要があります。
一般照明用の蛍光ランプは、種類に応じて2027年末までに製造・輸出入が順次禁止されます。ただし、現在使っている蛍光灯の使用や、流通在庫の販売・購入まで禁止されるわけではありません。交換時期は器具の状態や営業の予定も踏まえて検討してください。制度の詳細は環境省の案内をご確認ください(2026年10月29日時点)。
営業への影響を業者と確かめ、工事日を決める
停電する範囲と時間を業者に聞く
照明工事では、作業員が対象回路の電源を切って作業します。照明だけを止められるか、ほかの設備にも停電の影響が出るかは、分電盤や回路によって異なります。工事前に施工業者へ、電源を切る範囲と時間を確認してください。
レジ、パソコン、冷蔵・冷凍設備など、止めたくない機器がある場合は事前にお知らせください。営業を続けながら工事できるかどうかも、停電範囲と作業場所の両方から確認します。
棚の移動と作業時間を業者と決める
照明の下に商品棚や机がある場合は、業者と移動・養生の範囲を決めましょう。店舗側が動かす物と、業者へ任せる物も分けておきます。お客様や従業員が通る場所を伝え、作業場所と分けられる日程を相談してください。
定休日や営業時間外の照明工事を希望する場合は、希望の曜日・時間帯を見積りの相談時に伝えましょう。希望する時間内で工事を終えられるか、複数日に分ける必要があるか、費用が変わるかも施工業者と確認しておくと、営業の予定を立てやすくなります。
借りている店舗・事務所では、照明の所有者と工事の承諾先も確認が必要です。管理会社や貸主への連絡、指定業者や工事時間の条件がある場合は、見積りの前に共有してください。
LED交換の工事内容と費用を確かめる
器具代・交換作業・処分費の内訳を見る
LED交換の費用は、器具代・交換作業費・片付けと処分費に分けて見ましょう。配線や天井の補修が加わるなら、業者に必要な理由と箇所ごとの金額を説明してもらってください。複数社では同じ台数・器具の仕様・作業時間で比べると、価格差の理由を聞きやすくなります。
LED交換の費用内訳
LED照明器具の代金
交換作業費
片付け・処分費
下記のような場合は追加の費用が掛かります。
傷んだ配線の
補修・交換
照明器具に合わせた
天井の穴の調整
| 費用の項目 | 内訳 |
|---|---|
| LED照明器具 | 型番・台数・明るさ・光の色 |
| 交換作業 | 取り外し・取り付け・作業方法 |
| 片付け・処分 | 古い器具・蛍光管の処分 |
| 追加工事 | 配線・天井の補修箇所と金額 |
配線や天井の補修が必要な理由を聞く
- 器具につながる電線が傷んでいる:新しい照明を安全につなぐため、傷んだ電線の補修・交換が必要になる場合があります。
- 天井の取付部分が傷んでいる:新しい器具を固定できるよう、天井の取付部分の補修が必要になる場合があります。
- 天井の穴と新しい器具の寸法が合わない:埋込器具の交換などで、天井の穴が大きすぎたり、新しい器具が穴に収まらなかったりする場合は、天井の穴の補修や調整が必要になることがあります。
天井が高い場所や、器具の真下に動かせない棚・設備がある場所では、作業方法の検討も必要です。見積りの相談時には、器具だけでなく周囲の状況も伝えましょう。配線や天井の補修が必要と分かった場合は、着工前に作業内容と追加費用を依頼先へ確認してください。
照明の台数と営業条件を当社に伝える
ハセガワ住設では、店舗・小規模事務所の照明器具の交換・LED化と、それに伴う配線などの電気工事をご相談いただけます。照明を交換する場所が決まりきっていなくても、現在の照明の状態と希望する内容からお知らせください。
- 市区町村と建物の用途(店舗・事務所など)
- 交換したい場所、照明器具の種類とおおよその台数
- 器具全体と、周囲の天井・机・棚などが分かる写真
- 分かる範囲のメーカー名・型番、使用年数
- 希望時期、営業時間、工事中も使う必要がある設備
写真を撮るために高い場所へ登ったり、器具やカバーを外したりする必要はありません。照明器具の型番や配線の状態が分からない場合も、そのままご相談ください。
流山市を拠点に、千葉・埼玉・茨城・東京の対応地域へ伺います。出張費・現地調査費は地域により異なります。出張費・現地調査費がかかる地域では、訪問前に金額をご案内します。詳しくは対応エリアをご確認ください。LED照明器具の代金や交換工事の費用は別途お見積りします。
相談フォームでは「電気のことで相談したい」を選び、店舗・事務所の照明をLEDへ交換したい旨をお知らせください。照明器具や配線の現地確認が必要な場合は、担当者から訪問日程をご相談します。お客様に工事内容と見積金額をご確認いただいてから、照明工事を進めます。
参考:日本照明工業会:蛍光灯をLED照明に替える際の注意、環境省:一般照明用の蛍光ランプの規制。照明器具・ランプの適合条件はメーカーの案内と取扱説明書に従って確認します。
株式会社ハセガワ住設の代表取締役。千葉県流山市を拠点に、地域の空調・電気・換気・配管工事を担う会社を率いています。豊富な現場経験と、確かな技術をもとに、本コラムの監修を務めております。第二種電気工事士資格保有。
