業務用エアコンの修理可否チェック
業務用エアコンの修理・交換
業務用エアコンは、年式によってはどこに頼んでも直せません。冷媒の生産が終わり、部品も残っていないためです。止まってからでは交換しか選べないので、動いているうちに確かめておきます。分かるのは修理できる見込みだけで、費用や故障の原因までは分かりません。
かんたんチェック
冷媒と製造年を選ぶと、修理できるかが分かります
この2つが室外機のどこに書いてあるかは、下で説明しています。
上の2つを選ぶと、ここに結果が出ます。
冷媒が手に入りません
冷媒が漏れたら、交換しかありません。
R22は国内生産が2019年12月末で停止しました。いま流通しているのは回収・再生品だけで、価格も供給量も安定しません。ガス漏れが起きた時点で、交換以外の方法がありません。
これは型番や個体によりません。R22を使っている機器すべてに当てはまります。冷媒に関わらない部分の修理は残りますが、その部品にも保有期間があります。
部品が残っていない可能性が高い
部品が出ず、直せない場合があります。
メーカーが補修用性能部品を保有する期間は、製造を打ち切ってから9〜10年が目安です。製造から13年以上経っている機器は、この期間を過ぎている可能性が高くなります。
ただし製造年だけでは確定できません。保有期間の起算は「その機器が作られた年」ではなく「そのモデルの製造打切時」だからです。正確なところは無料のご相談でお確かめください。
部品の保有期間が近づいています
いまはまだ直せますが、期限が近づいています。
メーカーが補修用性能部品を保有する期間は、製造を打ち切ってから9〜10年が目安です。いま故障しても部品が出る可能性はありますが、この先いつ打ち切られてもおかしくない時期です。
製造年だけでは確定できません。保有期間の起算は「そのモデルの製造打切時」です。正確なところは無料のご相談でお確かめください。
当面は修理で対応できます
いま慌てて入れ替える理由はありません。
冷媒は現行のもので、部品の保有期間にもまだ余裕があります。故障しても修理で戻せる見込みです。
ただし業務用エアコンは、フロン排出抑制法により、すべての機器について3か月に1回以上の簡易点検が義務づけられています。圧縮機の定格出力が7.5kW以上の機器は、有資格者による定期点検も必要です。実施していますか。
見つからない・読めない場合
無理に判断せず、写真をお送りください。
冷媒の表記が消えている、そもそもどこに書いてあるか分からない、という機器は珍しくありません。室外機まわりの写真を送っていただければ、こちらで型番から確認します。
チェックに使う2つの調べ方
冷媒と製造年は室外機に書いてあります
室内機ではなく室外機を見ます。冷媒は室内機と室外機をつなぐ配管の中を回っていて、そのエアコン全体で同じものだからです。室外機の表示を見れば、その1台に何の冷媒が使われているかが分かります。故障したときに費用がいちばん大きい圧縮機も、室外機の中にあります。
屋外に置いてある四角い機械が室外機です。その正面の右下あたり、または側面を見てください。小さな文字がびっしり並んだところがあります。紙が貼ってある場合と、金属の板になっている場合があります。
そこに次の2つが書かれています。
- 冷媒 … R22 R410A R32 のどれか。REFRIGERANT と英語で書かれていることもあります
- 製造年 … 2008、2015 のような西暦の4桁。製造番号の中に入っていることもあります
現場ではこの部分を銘板と呼びます。見つからないときや字が消えているときは、無理に判断せず写真を送ってご相談ください。こちらで確認します。
チェックの根拠
R22の生産停止と、部品の保有期間から修理できるかを見ます
R22冷媒は生産が終わっています
オゾン層を破壊する物質としてモントリオール議定書で規制され、国内生産は2019年12月末で停止しました。補充は回収・再生品に限られます。
補修用性能部品の保有期間は9〜10年です
各メーカーが製造打切後の保有期間を公表しており、業務用エアコンではおおむね9〜10年です。期間を過ぎるとメーカーに部品がありません。
フロン排出抑制法に点検義務があります
業務用エアコンは第一種特定製品にあたり、全機器が3か月に1回以上の簡易点検の対象です。圧縮機の定格出力7.5kW以上は有資格者による定期点検も必要で、命令に違反した場合は50万円以下の罰金が定められています。
よくある質問
業務用エアコンの修理と交換で、よく聞かれること
まだ冷えている業務用エアコンも交換が必要ですか?
冷えているかどうかと、壊れたときに直せるかどうかは別の話です。R22の機器は、冷えている間は問題なく使えます。困るのはガスが漏れた日で、その日に補充できないという意味です。
エアコンが壊れてから交換を考えてはいけませんか?
止まってから交換すると、機器の在庫と工事の空きが合ったところに日程を合わせることになります。夏場は特に待ち時間が長くなります。稼働しているうちに決めれば、営業への影響が小さい日を選べます。
室内機の冷媒は関係ないのですか?
冷媒は室内機と室外機をつないだ配管を回っているので、片方だけ別の冷媒ということはありません。室内機側の部品にも保有期間はありますが、冷媒が手に入らなければ室内機だけ直しても使えません。まず室外機で判断できるのはそのためです。天井に埋まっている室内機は表示を読むこと自体が難しく、室外機のほうが確実に確かめられます。
電気工事業者に頼んではいけないのですか?
エアコンの電源工事は電気工事士の仕事です。ただし冷媒を抜いたり入れたりする作業には、別の登録が要ります。業務用エアコンから冷媒を回収したり充填したりできるのは、都道府県に登録した第一種フロン類充填回収業者だけです。修理のときの回収も対象で、登録なしに行うと1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が定められています。当社は千葉県の登録業者です。登録番号は第12A002393号です。
他社が設置した業務用エアコンでも修理できますか?
できます。点検も修理も、どこが設置したかは問いません。フロン排出抑制法の点検義務も、設置業者ではなく機器を管理している事業者にかかります。
業務用エアコンのご相談を無料で承ります
対応エリア内の現地調査とお見積りは原則無料です。室外機の写真を添えていただくと、話が早く進みます。
冷媒を扱うには第一種フロン類充填回収業者の登録が必要です。当社は千葉県の登録業者で、登録番号は第12A002393号です。












