業務用エアコン工事は営業中でもできる?工事時間や休業の必要性を解説
業務用エアコンの入替や新設を検討するとき、「営業中でも工事できるのか」「工事のために休業する必要があるのか」と気になる方もいるでしょう。
店舗や事務所では、エアコン工事によって営業を止めることになると、売上や業務への影響も考えなければなりません。
業務用エアコン工事は、工事内容や設置場所によっては営業中に行える場合があります。一方で、作業音やエアコンの停止、機器や資材の搬入などによって、営業時間外の施工が適しているケースもあります。
業務用エアコン工事は営業中でも施工できる場合がある
業務用エアコン工事は、工事内容や設置場所によっては営業中でも施工できます。
例えば、作業スペースを確保でき、工事による音や振動などが営業に大きく影響しない場合は、営業を続けながら工事できる可能性があります。
一方で、室内機の交換などで店内に作業員や工具、資材が入る場合は、営業スペースの一部を使用しなければならないことがあります。
また、工事中はエアコンを停止する必要があるため、夏場や冬場は室温への影響も考えなければなりません。
そのため、営業中に工事できるかどうかは、工事時間だけで判断するのではなく、店舗や事務所の状況を含めて判断することが大切です。
業務用エアコン工事にかかる時間の目安
業務用エアコン工事にかかる時間は、エアコンの台数や工事内容、設置場所などによって変わります。
1台の入替工事であれば、半日から1日程度が一つの目安になります。ただし、既存設備の状態や設置条件によっては、さらに時間がかかる場合があります。
1台の入替でも工事内容によって時間が変わる
既存の業務用エアコンを新しい機種へ入れ替える場合は、単純に本体を交換するだけではありません。
既存機器の撤去、新しい室内機・室外機の設置、冷媒配管や電気配線の接続、試運転など、複数の作業が必要になります。
また、既存の配管を再利用できない場合や、電源工事が必要になる場合などは、さらに時間がかかることがあります。
複数台の工事ではさらに時間が必要になる
店舗や事務所などで複数台の業務用エアコンを入れ替える場合は、台数に応じて作業時間も長くなります。
すべてのエアコンを同じ日に施工するのか、営業への影響を抑えるために複数日に分けるのかなど、現場に合わせて工事方法を検討することもあります。
工事時間を正確に知りたい場合は、設置状況を確認してもらったうえで業者に相談しましょう。
業務用エアコン工事で休業が必要になるケース
業務用エアコン工事だからといって、必ず店舗や事務所を休業する必要があるわけではありません。
ただし、工事内容によっては営業を続けることが難しくなるケースがあります。
店内で大きな作業が必要になる
室内機の交換などでは、店内に作業員や工具、資材を入れる必要があります。
設置場所が客席や通路の近くにある場合は、営業スペースを一時的に使用することになり、お客様の安全や営業への影響を考慮しなければなりません。
特に天井カセット形など、天井付近で作業するエアコンでは、脚立や作業用のスペースが必要になる場合があります。
工事中にエアコンを長時間停止する
エアコン工事では、作業中に対象のエアコンを停止する必要があります。
夏場や冬場にエアコンが使えない時間が長くなる場合、店内や事務所内の環境に影響する可能性があります。
飲食店や小売店などでは、室温が営業に影響することもあるため、工事を行う時期や時間帯を考慮することが大切です。
作業音や搬入・搬出が営業に影響する
エアコンの撤去や設置では、作業音や振動が発生する場合があります。
また、室内機や室外機などの機器、工具や資材を搬入・搬出する必要もあります。
接客や来客への影響が大きい場合は、営業中ではなく営業時間外に工事を行ったほうがよいケースもあります。
営業時間外や休日に工事する方法もある
営業への影響をできるだけ抑えたい場合は、営業時間外や休日に工事を行う方法があります。
店舗であれば閉店後、事務所であれば業務終了後など、通常の利用者が少ない時間帯に施工することで、作業スペースを確保しやすくなります。
また、営業中にエアコンを使用できないことによる影響も抑えられます。
ただし、夜間や休日の工事に対応できるかどうかは業者によって異なります。通常の営業時間とは異なる時間帯での施工では、追加費用が発生する場合もあるため、依頼前に確認しておきましょう。
テナントの場合は、管理会社やオーナーによって夜間工事の時間帯が制限されていることもあります。
業務用エアコン工事の時間は現地調査で確認
業務用エアコン工事にかかる時間は、エアコンの種類や台数だけでなく、現場の状況によっても変わります。
例えば、以下のような条件によって必要な作業が変わります。
- 室内機・室外機の設置場所
- 既存エアコンの有無
- 冷媒配管の状態や長さ
- 電源工事の必要性
- 機器や資材の搬入経路
- 高所作業の有無
そのため、「業務用エアコンの工事なら必ず何時間で終わる」と一律に判断することはできません。
営業中に工事できるか、休業したほうがよいかについても、現地の状況によって判断が変わります。
工事を依頼する際は、希望する工事日や営業時間を伝えたうえで、必要な作業時間や営業への影響について業者に確認しておきましょう。
業務用エアコン工事は営業への影響を考えて予定を決めよう
業務用エアコン工事は、工事内容や現場の状況によっては営業中でも施工できます。
一方で、工事中のエアコン停止や作業音、搬入・搬出などが営業に影響する場合は、営業時間外や休日に施工したほうがよいケースもあります。
工事時間は、エアコンの台数や設置場所、配管・電気工事の有無などによって変わるため、事前に現地調査を受けて確認することが大切です。
店舗や事務所の営業をできるだけ止めずに工事したい場合は、希望する工事時間や営業状況を業者に伝え、営業への影響を抑えられる施工方法を相談しましょう。
株式会社ハセガワ住設の代表取締役。千葉県流山市を拠点に、地域の空調・電気・換気・配管工事を担う会社を率いています。豊富な現場経験と、確かな技術をもとに、本コラムの監修を務めております。第二種電気工事士資格保有。












